まず簡単に社葬について説明すると会社が取り仕切る葬式となります。ただ会社勤めをしていたら誰でも行われるという訳ではなく、会社のトップや経営陣、さらには一般社員であっても目覚ましい功績をあげた人、会社に貢献した人が対象になると言えます。
あと業務中の事故にあった人も含まれ、社命に従って結果殉職した人は会社で弔うケースや遺されたご家族に対する社会保障の一環に行うケースも存在します。最大の特徴は葬儀運営にかかる費用を会社側が施主として負担する点です。
そして遺族代表者が喪主となるのは通常の葬儀と同じと言えます。そして当然会社の人が多く参列するから葬儀の会場も大きな場所が必要です。通常個人の葬儀なら多くても200人程ですが、社葬の場合は会社の規模にもよりますが、数百人から数千人参列するケースもあります。
だから故人が亡くなってすぐではなく、密葬を行った上で1カ月後から2カ月後くらいに行われるのが平均です。それから合同葬の場合は会社と遺族の両方が費用を負担し、会社側は会場費用、祭壇費用、飲食費などの葬儀全般の費用を支払い遺族側が遺影、棺、葬費用、寺院関係費を費用します。他にもお別れの会などが執り行われる場合もあります。