一般的な葬儀は家族をなくした時に行います。一方で家族ではなく会社を上げて行う社葬もあります行う規模や目的も通常の葬儀とは異なります。対象となるのは企業の代表者(社長・会長など)、創設者、特別な功績を残した人です。
遺族と協力して行いますが、運営や費用は企業が負担します。亡くなった人を偲ぶため、関係のある人が社内外から訪れます。規模が大きくなることが多く、参列者が数百人以上になることもあります。最近は、故人の功績を讃えてお別れするのに加え社会的目的も加わっています。
社会的地位を示したり後継者を発表する広報活動としての目的があります。特に企業が大きくなるほど、重要人物が亡くなって不安を感じたり色々な思惑を持つ人が出てきます。業績にも影響が出てくるので、企業の力が安定していることをアピールすることが大事となります。
社内外の関係者を集めて次の後継者が示して新体制を周知できます。有力者が亡くなった際は社交の場になることもあります。かかる費用は規模で異なりますが、相場は1000~3000万円ほどといわれています。基本的に企業が負担しますが、故人が生前の役職や職歴などによっても負担額は代わってきます。